1.幼稚園教育要領
や を に表現することを通して、豊かな や する力を養い、 を豊かにする1.ねらい
- いろいろなものの などに対する をもつ。
- や を 表現して楽しむ。
- 生活の中で を豊かにし、様々な を楽しむ。
2.内容
- 生活の中で様々な 、 、 、 、 などに気付いたり、 たりするなどして楽しむ。
- 生活の中で や を動かす に触れ、 を豊かにする。
- 様々な の中で、 したことを 楽しさを味わう。
- 、 などを や などで表現したり、自由に 、 などする。
- いろいろな に親しみ、 して遊ぶ。
- に親しみ、歌を歌ったり、簡単な を使ったりなどする楽しさを味わう。
- 、 することを楽しみ、 に使ったり、飾ったりなどする。
- 自分の を や などで表現したり、 遊んだりするなどの楽しさを味わう。
3.内容の取扱い
- 豊かな感性は、身近な環境と十分関わる中で美しいもの、優れたもの、心を動かす出来事などに出会い、そこから得た を他の幼児や教師と共有し、様々に表現することなどを通して養われるようにすること。その際、風の音や雨の音、身近にある草や花の形や色など の中にある音、形、色などに気付くようにすること。
- 幼児の自己表現は素朴な形で行われることが多いので、教師はそのような表現を受容し、幼児自身の表現しようとする を受け止めて、幼児が生活の中で幼児らしい様々な表現を楽しむことができるようにすること。
- 生活経験や発達に応じ、自ら様々な表現を楽しみ、表現する意欲を十分に発揮させることができるように、 や用具を整えたり、様々な素材や表現の仕方に親しんだり、他の幼児の表現に触れられるよう配慮したりし、表現する過程を大切にして自己表現を楽しめるように工夫すること。
2.改訂のポイント
2.内容について
- ①「音、色、形、」が「音、形、色、」に変更された。
3.内容の取扱いについて
- ①「自然などの身近な環境」の「自然などの」が削除された。「その際、風の音や雨の音、身近にある草や花の形や色など自然の中にある音、形、色などに気付くようにすること。」が追加された。「かかわる」から「関わる」と感じに変更された。
- ③「様々な素材や表現の仕方に親しんだり、」が追加された。
3.幼稚園教育要領解説
- 幼児は、毎日の生活の中で、身近な周囲の環境と関わりながら、そこに限りない不思議さや面白さなどを見付け、 や優しさなどを感じ、 を動かしている。そのような心の動きを自分の声や体の動き、あるいは素材となるものなどを仲立ちにして表現する。幼児は、これらを通して、感じること、考えること、 を広げることなどの経験を重ね、感性と表現する力を養い、創造性を豊かにしていく。さらに、自分の存在を実感し、充実感を得て、安定した気分で生活を楽しむことができるようになる。
- 幼児の自己表現は、極めて直接的で な形で行われることが多い。ときには、泣くことや一見乱暴に見える行為などでそのときの自分の気持ちを訴えることも見られる。自分の表現が他者に対してどのように受け止められるかを予測しないで表現することもある。あるいは、表す内容が、他者には理解しにくく、教師の や手助けで友達に伝わったりする場合もあるが、そのような場合にも幼児は、自分の気持ちを表したり、他者に伝えたりすることによって、満足していることが多い。
- また、幼児は を聴いたり、絵本を見たり、つくったり、かいたり、歌ったり、音楽や言葉などに合わせて を動かしたり、何かになったつもりになったりなどして、楽しんだりする。これらの表現する活動の中で、幼児は内面に蓄えられた様々な事象や情景を思い浮かべ、それらを新しく組み立てながら、 の世界を楽しんでいる。また、自分の気持ちを表すことを楽しんだり、表すことから友達や周囲の事物との関係が生まれることを楽しんだりもする。
- 豊かな や自己を表現する意欲は、幼児期に自然や人々など身近な環境と関わる中で、自分の感情や体験を自分なりに表現する充実感を味わうことによって育てられる。したがって、幼稚園においては、日常生活の中で出会う様々な事物や事象、文化から感じ取るものやそのときの気持ちを友達や教師と共有し、表現し合うことを通して、豊かな感性を養うようにすることが大切である。また、そのような心の動きを、やがては、それぞれの素材や表現の手段の特性を生かした方法で表現できるようにすること、あるいは、それらの や方法を工夫して活用することができるようにすること、自分の好きな表現の方法を見付け出すことができるようにすることが大切である。
- また、自分の気持ちを一番適切に表現する方法を選ぶことができるように、様々な表現の素材や方法を経験させることも大切である。