1.幼稚園教育要領
1.ねらい
- と行動し、 を味わう。
- を十分に動かし、進んで しようとする。
- 、 な生活に必要な や を身に付け、 をもって行動する。
2.内容
- や と触れ合い、 をもって行動する。
- の中で十分に を動かす。
- 進んで で遊ぶ。
- 様々な に親しみ、 取り組む。
- や と食べることを楽しみ、 への や をもつ。
- 健康な を身に付ける。
- を清潔にし、 、 、 などの生活に必要な活動を でする。
- 幼稚園における の仕方を知り、自分たちで を整えながら、 をもって行動する。
- に関心をもち、 などに必要な活動を進んで行う。
- 危険な 、危険な 、 時などの行動の仕方が分かり、 に気を付けて行動する。
3.内容の取扱い
- 心と体の は、相互に密接な関連があるものであることを踏まえ、幼児が教師や他の幼児との温かい触れ合いの中で自己の存在感や を味わうことなどを基盤として、しなやかな心と体の発達を促すこと。特に、十分に体を動かす気持ちよさを体験し、自ら体を動かそうとする意欲が育つようにすること。
- 様々な遊びの中で、幼児が興味や関心、能力に応じて を使って活動することにより、体を動かす楽しさを味わい、自分の体を大切にしようとする気持ちが育つようにすること。その際、多様な動きを経験する中で、体の動きを調整できるようにすること。
- 自然の中で伸び伸びと体を動かして遊ぶことにより、体の の発達が促されることに留意し、幼児の興味や関心が にも向くようにすること。その際、幼児の動線に配慮した園庭や遊具の配置などを工夫すること。
- 健康な心と体を育てるためには を通した望ましい食習慣の形成が大切であることを踏まえ、幼児の食生活の実情に配慮し、和やかな雰囲気の中で教師や他の幼児と食べる喜びや楽しさを味わったり、様々な食べ物への興味や関心をもったりするなどし、食の大切さに気付き、進んで食べようとする気持ちが育つようにすること。
- 基本的な の形成に当たっては、家庭での生活経験に配慮し、幼児の自立心を育て、幼児が他の幼児と関わりながら主体的な活動を展開する中で、生活に必要な を身に付け、次第に見通しをもって行動できるようにすること。
- 安全に関する指導に当たっては、情緒の安定を図り、遊びを通して安全についての構えを身に付け、危険な場所や事物などが分かり、安全についての理解を深めるようにすること。また、交通安全の習慣を身に付けるようにするとともに、 などを通して、災害などの緊急時に適切な行動がとれるようにすること。
2.改訂のポイント
1.ねらいについて
- ③「見通しをもって行動する」が追加
2.内容について
- ⑤「食べ物への興味や関心をもつ」が追加
3.内容の取扱いについて
- ②「安全についての構えを身に付け、自分の体を大切にしようとする気持ちが育つようにすること。」から「自分の体を大切にしようとする気持ちが育つようにすること。その際、多様な動きを経験する中で、体の動きを調整するようにすること。」に変更
- ④「様々な食べ物への興味や関心をもったりするなどし、進んで食べようとする気持ちが育つようにすること。」から「様々な食べ物への興味や関心をもったりするなどし、食の大切さに気付き、進んで食べようとする気持ちが育つようにすること。」に追加、変更
- ⑤「生活に必要な習慣を身に付けるようにすること。」から「生活に必要な習慣を身に付け、次第に見通しをもって行動できるようにすること。」に追加、変更。「かかわりながら」から「関わりながら」と漢字に変更
- ⑥ 全文が第3章より移行された。「安全に関する指導に当たっては、情緒の安定を図り、遊びを通して状況に応じて機敏に自分の体を動かすことができるようにするとともに、危険な場所や事物などが分かり、安全についての理解を深めるようにすること。また、交通安全の習慣を身に付けるようにするとともに、災害などの緊急時に適切な行動がとれるようにするための訓練なども行うようにすること。」において、「遊びを通して安全についての構えを身に付け」「避難訓練などを通して災害などの緊急時に適切な行動」などに変更された。
3.幼稚園教育要領解説
- 生涯を通じて健康で安全な生活を営む基盤は、幼児期に愛情に支えられた な環境の下で、心と体を十分に働かせて生活することによって培われていくものである。健康な幼児を育てることとは、単に身体を な状態に保つことを目指すことではなく、他者との信頼関係の下で情緒が安定し、その幼児なりに伸び伸びと自分のやりたいことに向かって取り組めるようにすることである。
- 幼稚園においては、一人一人の幼児が教師や他の幼児などとの温かい の中で楽しい生活を展開することや自己を十分に発揮して伸び伸びと行動することを通して充実感や満足感を味わうようにすることが大切である。明るく伸び伸びということは、単に行動や言葉などの表面的な活発さを意味するものだけではなく、幼稚園生活の中で解放感を感じつつ、能動的に環境と関わり、自己を表出しながら生きる喜びを味わうという の充実をも意味するものであり、自己充実に深く関わるものである。
- このような健康な心は、自ら体を十分に動かそうとする意欲や進んで しようとする態度を育てるなど、 の調和的な発達を促す上でも重要なことである。特に幼児期においては、自分の体を十分に動かし、幼児が体を動かす気持ちよさを感じることを通じて進んで体を動かそうとする意欲などを育てることが大切である。
- 同時に自分の体を大切にしたり、身の回りを で安全なものにするなどの生活に必要な や態度を、幼稚園生活の自然な流れの中で身に付け、次第に生活に必要な行動について、見通しをもって自立的に行動していくようにすることも重要なことである。